2012年11月11日日曜日

女官たち(ラス・メニーナス)

先週、上の子のマサル(小4)が学校の図工の時間にスペインを代表する画家の1人であるベラスケスの「女官たち(ラス・メニーナス)」の塗り絵をしたとのこと。だったら、本物を見せてやろうじゃないかと親バカにもマドリッドのプラド美術館にわざわざ連れて行くことに。(昨年もピカソのゲルニカの課題があった時、レイナ・ソフィア美術館に本物を見せに連れて行った。)

プラド美術館に行く途中、下の写真の大道芸人に遭遇。後ろの彫刻師が、前にある彫刻を作っているという演出である。最初は、2人でやっているのかなと思っていたら、人間は彫刻師だけで、驚いたことに彫像の方はガラス玉を目にした人形であった。小銭を置いてやると、後ろの彫刻師が目を見開き、辺りを見回し、再び目を閉じておしまい。それでも、子供たちはとても喜んでいた。

マサルと絵の最前列に行き、絵の感想をきくと、「これならインターネットの絵の方がずっとよかった。」と言い出す始末。そうだ、「絵画は、近くではなく、遠くでみるものだ。」と誰かが言っていたのを思い出し、2人で今度は遠くに立ってみた。するとマサルは「すごい!特に後ろにある鏡が、まるでガラス窓のようだ。」と喜んだ。ケンゾウの方は、他の絵の天使、女神、犬といったものを見て喜んでいた。連れで来た甲斐はあったようだ。
女官たち(ラス・メニーナス)

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