2012年12月30日日曜日

ベレン(キリスト降誕)のライブ

今年最後の日曜日。アルカサル・デ・サン・ファンの風車の丘と、昔に火薬庫として使われていた洞窟にてキリスト降誕を地元の若者たちが演じるイベントがあり、家族で参加。
最初に風車の丘へ。下の写真は、風車内でうちの子供たちが東方の3博士にプレゼントのお願いの手紙を書いているところ。サンタクロースと同じで、1年間、いい子にしていると1月5日の晩にやってきてプレゼントを届けてくれるというスペインの子供たちにしてみれば、1年の内で自分の誕生日の次に大事な日。

東方の3博士のそれぞれに仕える少年たちに手紙を渡して、あとは1月5日の夜を待つだけ。

次に風車の丘の下にある火薬庫として使われていた洞窟へ。洞窟の前では、中世の街が再現されていた。
白馬にまたがった騎士。

石鹸を手に、洗濯に忙しい中世の主婦たちを手伝う健気な子供たち。

羊たちをなでる子供たち。

アルマグロで有名なレースの刺繍作りをじっと見入る下の子のケンゾウ(5歳)。

いよいよ洞窟の中へ。何かで磨いたようなピカピカの白骨は転がっていない。下の写真は、東方の3博士。プレゼントをくれる彼らの前ではお行儀がいいチャッカリした子供たち。

キリストの降誕。随分、若いマリア様だと思ったが、キリスト役の赤ちゃんが泣かないところをみると、どうも実の母親なのかな!?

羊やウサギの皮がつるしてあった。恐る恐るさわってみる上の子のマサル(9歳)。

中世の陶磁器屋さん。実際に売っているわけではない。

中世のパン屋さんでパンの素を一緒にこねるマサル。家でピザ作りをするので慣れた手つき。

中世の大工さんのお店で、工具砥ぎ。こちらは慣れてなく危なっかしい。

気温4℃と寒かったけど、子供たちは楽しく過ごした様子。

2012年12月27日木曜日

クリスマス民芸品市

アルカサル・デ・サン・ファン市役所に隣接する建物で小規模なものの、クリスマス民芸品市が開催(写真下)。

店先を物色していたところ、下の子のケンゾウ(5歳)の姿が見えない。
探していると、近くで人だかり。見ると迷子のケンゾウが泣いていて、周りの人たちがケンゾウを落ち着かせているところだった。大事にならなくてよかった。近くのお店のおじさんがケンゾウを泣き止まそうとくれたのが、アルカサル・デ・サン・ファン市の観光名所のファン・デ・アウストリアの塔のマグネットクリップ(下の写真左)。こちらもそれではあまりに申し訳ないので別のマグネットクリップ(下の写真右)をお買い上げ。

下の2枚の絵は、別のお店で買ったもの。すぐ下の絵は、ドン・キホーテとサンチョ・パンサが、アルカサル・デ・サン・ファンを眺めているところ。いくつかのアルカサル・デ・サン・ファンの観光名所が示されている。全部、読んだことはないので、聞いた話だが、ドン・キホーテのお話にアルカサル・デ・サン・ファンは登場しない。この付近の主要な街で唯一、登場していないという。作者のミゲール・セルバンテスが、実はアルカサル・デ・サン・ファンの出身で、そのために書かなかったのではという説もあるほど。

こちらの絵は、ドン・キホーテの突撃で知られた隣村のカンポ・デ・クリプターナの風車群。


2012年12月26日水曜日

カーニバル

アルカサル・デ・サン・ファン市恒例のカーニバルが開催。そして、今日は子供たちによる仮装パレード。普通、カーニバルは2月の後半か3月の初めにあるものだが、なぜかアルカサル・デ・サン・ファンではこの時期に催される。子供の部の場合、小学校単位でグループになり、下の写真のように騎士団、鼓笛隊、おとぎ話、アフリカの部族などに仮装し、市内をねり歩く。



子供たちのファン・デ・アウストリア小学校は、今回、不参加ということで、子供たちはパレードを見学しょうと上の子のマサル(小4)は魔女、下の子のケンゾウ(幼稚園年長)はネズミに仮装。ちなみに、このネズミ仮装(下の写真中央の青い仮装)は、2年前に日本語補習学校マドリッド校の演劇で上の子のマサルが「ぐりとぐら」をやった時のもの。
さて、グロリア・フエルテ小学校の仮装をみるとなんとおとぎ話系。ネズミのケンゾウが加わっても違和感がなさそう。そこで、グロリア・フエルテ小学校の代表者に頼んで、ケンゾウが飛び入り参加。マサルは恥ずかしがって不参加。

行進は日がくれても続く。踊りに踊って寒さを吹き飛ばす。

終わるとケンゾウもさすがに「疲れた」を連発。そして、夕食も食べずに眠りについた。

2012年12月22日土曜日

トレド

アルカサル・デ・サン・ファンからトレドまでは高速道路1本で1時間足らず。トレドで昼食(写真下)を食べて午後に散策。

パラドールからトレドの街並を望む。いつ観ても素晴らしいの一言に尽きるが、子供たちは鬼ごっこに忙しい(写真下)。アジア人の個人旅行者たち、日本人の団体でにぎわっていたが、地球の裏側から来る価値は充分。

トレドのクリスマス・イルミネーション。アルカサル・デ・サン・ファンのより素晴らしかった。夏は暑さしのぎに日よけの布をつるし、クリスマスには、光のじゅうたんをつるす。

物乞いのおじさんと。実際、楽器を弾ける人は少ない。ただ持っていて音を出しているだけか、後ろでテープをまわしているだけ。でも、クリスマスはみんな慈悲深い。フェリース・ナビダ(メリークリスマス)!

2012年12月21日金曜日

終業日

今日は、ウチの子供たちの学校の1学期の終業日(スペインでは、9月から学校が始まる。)。子供たちにとっては待望、親にとっては長すぎる2週間の冬休みとなる。ちなみに2学期は4月の聖週間(イースター)までで、1週間の春休みのあと、3学期は6月末まで。

終業式というものはないが、子供たちは仮装して登校OK。クリスマスということで、それらしく下の子のケンゾウ(幼稚部年長)に羊飼いの仮装をさせたのだが、まわりの子供たちは、みんなアメリカナイズされた仮装。ウチが、カトリックから一番遠いはずなのになーと、ちょっと気抜け。

2012年12月20日木曜日

授業参観

今日は、ケンゾウ(幼児部年長)のクラスで授業参観というか学習発表会があった。
発表内容は、「宇宙」に関してで、水金地火木土天海と惑星の話から始まって、人工衛星、衛星、宇宙船に宇宙飛行士と5歳の子供たちに教える内容にしては随分難しいなと思っていたら、半分ぐらいの子供たちは理解しているようでビックリ。
ボクが幼稚園にいた時には、踊り、歌、折り紙、絵、粘土遊びしかしなかった気がするが...

2012年12月19日水曜日

慰安クリスマス会

毎年、クリスマスの時期になると、アルカサル・デ・サン・ファン市内のラ・マンチャ中央病院で、入院している子供たちを慰安するために赤十字、病院関係者、高校生たちといった地元のボランティアでクリスマス会が開催される。コント、手品、歌、演奏、仮装コンテストなどが楽しめる。幸いウチの子供たちは入院はしていないものの、毎年、このクリスマス会を見に行く。
下の写真は、白と赤の赤十字のシンボルカラーの風船をもらって大喜びのケンゾウ(5歳)。

クリスマス発表会

子供たちの通うファン・デ・アウストリア小学校では、幼児部と小学部の1、2年生が、この時期に歌と踊りの発表会をするのが恒例。

下の子供のケンゾウ(下の写真左)が、サンタ帽に白いシャツ、下はジーパンでクラスメートのカルラちゃん(下の写真右)とロックンロールのリズムで踊った。



2012年12月18日火曜日

ベレン(キリストの降誕)

毎年、アルカサル・デ・サン・ファン市役所内ではベレンが飾られ、それが市民に開放されている。ベレンとはキリストの降誕の時の村の様子を人形で再現したものである。
建物、動植物、村民と、かなり細かいところまで丁寧に作られている。

東方の3博士が、らくだに乗ってキリストの降誕を見に行くところ(下の写真)。東方の3博士は、1月5日の晩にサンタクロースのように子供たちにおもちゃをプレゼントしてくれるので、スペインの子供たちにとっては大切な存在。

キリストの降誕(下の写真)。

バレー教室の公開授業


下の子供のケンゾウ(5歳)は、今年の1月からバレー教室に週2回、1時間ずつのレッスンに通っている。うまいとは親の欲目からも言えないが、本人は楽しんでいる様子(それが1番大事)。幼稚園のクラスメートのアルマちゃんのお母さんが経営する教室で、クラスメートでは、アルマちゃんはもちろん、他にもアルフォンソ君、ミゲール君、ルシアちゃん、マルタちゃん、アンヘラちゃんも通っている。
普段は、親の立ち入りは禁止で、今日だけ公開授業ということで特別に中に入れてもらえた。

2012年12月17日月曜日

冬の風物詩 -クリスマス イルミネーション-

クリシス(深刻な経済危機)の真っ只中のスペインであるため、もしかすると今年はこんな小さな街のクリスマス イルミネーションはないのではと思いきや、幸いにも点灯。

街の商店街も少しは華やか。これによって、我々の財布のひもがゆるむかどうかは知らないが、寒い冬の夕方でもこの華やかさで心も弾むのは確か。

マドリッドやバルセロナといった都会のイルミネーションには見劣りしても、アルカサル・デ・サン・ファン市民にとってはなくてはならないクリスマスの風物詩。

2012年12月15日土曜日

アランフエス

今日は午後よりマドリッドへ。天気がよいので、途中でアランフエス(Aranjuez)にて寄り道。
お昼を食べようとしたところが、観光地ということもあってか、セットメニューが高め。子供の健康によくないとおもいつつも、結局、安いファーストフードのハンバーグ店に。

さすが、アランフエス王宮前の広場。見事な彫刻があしらった噴水。でも、子供たちが喜んでいるのは、彫刻の天使のおしりが見えるとかそんなこと。何て下品なやつらだと思いつつも、自分も子供の時はそうだったかな。

小石を投げ入れ、アヒルが、エサだと思ってよってくるのを喜ぶ悪ガキども。まるで何十年か前の自分を見ているようで恥ずかしい。この子たちもパパになった時、同じ思いをすることだろう。

よく手入れされた植木によって迷宮になっている庭を駆けずり回る2人。

さすが王宮、広い、広い。車の心配をすることなく、走り回れて、大満足な2人。

2012年12月8日土曜日

デニア その4 エル・カステル・デ・グアダレストにて

デニア(Denia)海岸からアルテア(Altea)海岸まで高速道路を南下し、そこから西へ内陸部の山間部のクネクネ道を行くとエル・カステル・デ・グアダレスト(El Castell de Guadalest)に到着。子供たちは少し車酔いぎみ。ただ、村から地中海を望む景色は、絶景。

マドリッドかバルセロナでしか見られないだろうと思っていた仮装した大道芸人が出迎える。ケンゾウ(5歳)は大喜び。小銭を渡すと手を振ってくれた。

村から貯水池を望む。

何もないただの村かと思いきや、村全体が観光地化されており、いくつもの美術館がある。
ミクロミニチュア美術館には中国人もビックリ。米粒がそれ以下のサイズの絵画や彫刻が展示されていた。また人形の家美術館には、さまざまな人形のお部屋、お店があり必見。よく出来ている。またいつか来るとしよう。